現場見学会の案内は動画で|来場が途切れない工務店の事例

現場見学会の案内は動画で|来場が途切れない工務店の事例

現場見学会の案内チラシにQRコードを付け、社長が語りかける動画を見られるようにすると、お客さんの心理的ハードルが下がります。

私が20年前から知っている九州のG工務店は、YouTubeが無い時代から毎月1回「かわら版」を配り続けました。

私が見学会で声をかけた7〜8人のうち、かわら版を知らなかったのは1人だけでした。

本記事では、工務店が現場見学会の案内に動画を使う理由と、G工務店の事例、QRコードを使った案内動画の作り方を解説します。

工務店の現場見学会の案内を見ても来場をためらう理由

家を建てたいと考えているお客さんが、ある住宅会社の新築現場見学会の案内を目にしたとします。

案内はInstagramの投稿でも、ポストに投函された紙のチラシでも構いません。

お客さんは、その住宅会社の現場にもできれば足を運びたいと思います。

それでも、全く知らない相手の陣地に入っていくわけですから、実際に行くかどうかは少し考えてしまいます。

お客さんは、営業担当がしつこいのではないか、接客に出てくる社長が上から目線で威圧感のある人ではないかと心配します。人柄の問題でなくても、デザインそのものが自分たちの美的センスとかけ離れた住宅会社ではないかと不安になります。

ところが、YouTubeなどの動画で社長がにこやかに、誠実な話し方をしているのを事前に見ていれば、お客さんが現場見学に足を運ぶ心理的ハードルが下がるのは間違いありません。

住宅展示場や他の住宅現場を撮影した動画を多く見たお客さんは、「センスがいい会社だなあ」「私と妻の美的センスに合うデザインの会社だ」と安心します。

そのため、初めて知る住宅会社の現場見学会でも、行ってみようという気になりやすいと私は考えています。

住宅展示場を持たない工務店が、現場見学会やSNS、施工写真を載せたホームページで自社の家を見せる方法は、住宅展示場なしの工務店営業で解説しています。

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現場見学会の案内に工務店の社長動画を使う理由

工務店の方には、次のような様々なご意見があるかと思います。

「YouTubeをやっている工務店が結構調子いいらしいよね」

「YouTubeでも始めてみようかな」

「動画撮影はいいけどよくやり方がわかんないよ」

工務店の動画発信の重要性は一段と高まっていて、その代表格がYouTubeです。

私は、YouTubeチャンネルを持っていない工務店にこそ、これを機会に着手していただきたいと考えています。

工務店がSNSで集客する方法はハウスメーカー・工務店のSNS集客で解説しています。

ホームページの写真では社長の肉声が伝わらない

「我が社のホームページは日本一センスが良くオシャレに出来ているから、動画で無理やり発信はしなくてもお客さんには十分その内容が通じるはずだ」

工務店の方の中には、こうおっしゃる方もいらっしゃいます。実際に、ハイレベルなホームページを持っている工務店はたくさんあり、お客さんもそうしたホームページには高い好感度を持ちます。

しかし、動画と写真は違います。

写真と文章からも工務店経営者の人となりは伝わりますが、社長の肉声は聞こえませんし、どんな語り口なのかも分かりません。

お客さんは、写真と文章から社長の人物像を想像するしかありません。

1分の動画で社長の人柄が伝わる

社長が1分でもお客さんに語りかける動画を作れば、その1分で社長の人柄のほぼ全てがお客さんに伝わります。

動画を見て好感を持ったお客さんは、その工務店に大きな安心感と親近感を持ちます。

そうなれば、お客さんも次の土日に開かれる新築現場見学会に行ってもいいかな、という気持ちになりやすくなります。

ポスティングをせずに、DM200通とSNS・YouTube動画で見学会の来場を集めた実例は、ポスティングなしの現場見学会の集客で解説しています。

九州のG工務店がかわら版で現場見学会の来場客を集めた事例

私が20年前から知っている工務店に、九州のG工務店があります。

G工務店の社長はすでに引退し、長男と次男が事業を継いでいます。

二人の息子は事業と一緒に、先代が続けてきた営業手法も引き継ぎました。

イベントの告知をしないかわら版を毎月1回配った

20年前にはYouTubeは無く、地域の工務店がホームページを持っている時代でもありませんでした。

工務店が新築のイベントを開くときは、折込広告を作り、手配りのポスティングや新聞折込で配っていました。

そうした時代に、G工務店の社長は今のYouTube戦略に通じる営業手法を続けていました。

G工務店の社長はその手法を「かわら版」と呼んでいました。

かわら版は、イベントの日程とは関係なく発行するG工務店通信とでもいえる読み物で、イベントの告知も営業臭さも一切ありません。

紙面はB4サイズの一枚もので、家づくりのポイントや木材の見極め方など、ちょっとした読み物や知識を載せていました。

G工務店はこのかわら版を毎月1回欠かさず作り、ポスティングや新聞折込で配り続けたのです。

見学会で声をかけた7〜8人のうち、かわら版を知らなかったのは1人

“黒山の人だかり”は若干オーバーかもしれませんが(笑)、G工務店の新築現場見学会で来場客が途切れなかったのは事実です。

私も3回ほど見学会に立ち会いましたが、多くのお客さんがかわら版を知っていたことに驚きました。

ある来場客との会話を再現します。

私「G工務店のかわら版をご覧になったことありますか」

来場客「知っていますよ。あれがなかなか面白くて毎回楽しみにしてるんですよね」

私は少なくとも7〜8人の来場客に声をかけましたが、かわら版を知らなかった方はたったの1人でした。残りの方は、かわら版の存在を知り、中身に目を通したうえで見学会にやって来たお客さんでした。

来場客の中には、家を新築したばかりの方も、今は新築の予定が全くない方もそれなりにいました。そうした方はG工務店の直接のお客さんにはなりませんが、口コミという間接的な効果を考えれば全く問題ありません。

見学料を取って建築意欲の高い見込み客だけを集める方法は、有料の現場見学会の追客事例で解説しています。

QRコードで現場見学会の案内チラシに動画を付ける手順

工務店の現場見学会の案内チラシと動画のイメージ

工務店のイベント告知チラシは、細かく書き込まれていて、いかにも楽しそうな内容です。

以前のお客さんは、チラシだけを見て現場に行くかどうかを判断していました。

工務店がYouTubeなどの動画を組み合わせれば、チラシはお客さんを現場に呼ぶ力をさらに強く持つようになります。

ただ、チラシはあくまで2次元です。紙のチラシが突然話し出すことはありませんし、お客さんにはチラシから工務店のメンバーの声や表情も分かりません。

社長が3分の案内動画を自撮りする

工務店の社長は、3分程度で構わないので、現場見学会の案内、自社の紹介、社長自身の自己紹介を含めた動画を自撮りしてください。

次に社長は、撮った動画のQRコードを作り、チラシに印刷します。

そうすれば、紙のチラシを受け取ったお客さんが、手元のスマホでQRコードを読み込んでくれるチャンスが生まれます。

人の温もりや声が感じられないチラシから、工務店の日常や社長の人柄が音声と一緒に飛び出してくるわけです。お客さんは現場見学会に行く前に工務店の情報を予習できるので、心理的ハードルがさらに下がります。

動画を見たお客さんが親近感を持つまでの流れ

私は工務店の方に、QRコードを徹底活用することを、ぜひ頭に叩き込んでいただきたいと考えています。工務店が動画を撮ってから、お客さんが親近感を持つまでには6つの段階があります。

  • 工務店が動画を撮影する
  • 工務店が動画のQRコードを作る
  • 工務店がQRコードをチラシに載せてお客さんの手元に届ける
  • お客さんがQRコードをスマホで読み取る
  • お客さんに動画で工務店の情報が伝わる
  • お客さんが工務店に親近感を持つ

見学会以外のイベントで集客する方法は寄席イベントを使った工務店の集客で解説しています。

まとめ

現場見学会の案内を見たお客さんは、知らない住宅会社の現場に入ることをためらいます。

社長が語りかける動画は、写真と文章では伝わらない肉声と語り口をお客さんに届け、お客さんの不安を和らげます。

九州のG工務店は、YouTubeの無い時代に毎月のかわら版で今のYouTube戦略に通じる営業手法を続け、見学会の来場客を途切れさせませんでした。

ぜひ本記事のG工務店の事例とQRコードの手順を参考に、次の現場見学会の案内チラシに社長の3分動画を付けてください。

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