工務店のSNS集客事例|Instagramで来場増、経費0円の見学会に50人

工務店のSNS集客事例|Instagramで来場増、経費0円の見学会に50人

社内で「SNSの活用を進めよう」という話は出るものの、「何をどうすればいいのか見当がつかない」「社員は個人でSNSを使っているが、会社としてはやっていない」という工務店の方に向けて、私はこの記事を書きました。

工務店のSNSは、詳しいプロが社内にいなくても無料で始められます。

SNSの素人だった私のTwitterには、始めてからの1年間で工務店から研修の問い合わせが4件届きました。

東北のHホームは、InstagramのWEB現場見学会に経費0円で50人を集めました。

本記事では、私の体験談と九州・東北の住宅会社2社の事例をもとに、工務店がSNSを集客に使う方法と始め方を解説します。

SNS素人の私のTwitterに工務店から研修依頼が届いた体験談

私は新規顧客の発掘をテーマにした単行本を書いたことがあり、このテーマが住宅会社と営業マンをどれほど惹きつけるかをよく知っています。

見込み客の発掘は、住宅会社が抱える永遠の課題です。

地域を歩いて見込み客を探す方法は住宅営業の探客方法で解説しています。

一方で、私のSNSの知識は人並みか、それ以下かもしれません。

その私が2020年1月にTwitter(現在のX)を始め、1年でフォロワーは1285人になりました。

私が始めた動機は「何を書いたらいいかわからないけど、Twitterでもやってみるかな」という軽いものでしたが、今では始めてよかったと感じています。

開始から3か月でコメントが返ってくるようになった

私は誰にも相談せずにアカウントを作り、「住宅営業コンサルタント」として登録して、それに関連する内容を発信していきました。

最初は私が適当にフォローしていましたが、逆に私をフォローしてくれる人が毎日のように増えていきました。

「いいね」は1つあるかないかでしたが、私は投稿が人の目に触れていることを感じ取れました。

始めて3か月ほどでフォロワーが300人程度に届くと、私のツイートを見てくれる人が増え始めました。

私が何より驚いたのは、コメントを返してくれる人が出てきたことです。

コメントといっても「その通りですね」「ははは(笑)」の類いですが、それでも反応があったのです。

エンドユーザー向けの発信に工務店からDMが届いた

私のTwitterは、家を建てようと考えているエンドユーザー向けでした。

私は仕事にする気はまったくなく、反応を見たり、ちょっとした情報が取れたりすれば十分と考えていました。

ところが、ある日こんなDMが届いたのです。

「弊社は社員数○○人の工務店ですが社員研修をお願いした場合の経費を教えて下さい」

始めてからの1年間に同じような問い合わせが4件あり、私はそのうち半分の2件で実際に研修を行いました。

工務店・不動産・ソフト制作業者からのフォローが増えた

時間が経つと、工務店、不動産、ソフト制作業者といった業種の方々から私へのフォローが急増しました。

私はコンサルタント業なので工務店とは職種が違いますが、こうした予期せぬ筋からのフォローがSNSの面白さの一つであり、異業種からのフォローが仕事につながっていきます。

工務店がTwitterで発信するときの具体的な書き方は、工務店のSNS集客の事例で解説しています。

工務店のSNSは写真の質で変わる(九州・NホームのInstagram事例)

九州に、私が10年間コンサルティングで訪問し続けている住宅会社のNホームがあります。

Nホームは2年ほど前からInstagramに力を入れ始めましたが、きっかけは「Instagramを見て住宅展示場に足を運ぶケースが増えているらしいぞ」という極めて曖昧な動機でした。

始めた当初はフォロワー数も伸びず、反響もわずかでした。

Nホームの社員は伸びない理由をあれこれと議論していましたが、あることを境に状況が好転し始めます。

営業マンの撮影から一眼レフでの撮影に切り替えた

社内の誰かが「Instagramに掲載する写真を適当に撮ってはダメ」という話を聞きつけてから、Nホームは掲載写真の質を一気に上げました。

それまでは営業マンが適当に撮っていた写真を、一眼レフカメラで構図まで考えて撮るようにしました。

素人の私が見ても、Nホームの投稿は明らかにおしゃれになりました。

この頃からフォロワー数が増え始め、住宅展示場の来場者から「フォローしていますよ」「Instagram見ました」という声が聞こえるようになりました。

施主がInstagramの写真で伝えたイメージが工務店に伝わらないという不満は、住宅の消費者相談に寄せられる施主の不満で解説しています。

ホームページの一新とSNSのプロの助言で来場者が増えた

Nホームはこのタイミングで、古くなったホームページを一新しました。

製作費は100万円ではまったく足りない額でしたが、依頼した制作会社がSNSにも詳しかったので、NホームはSNSのコンサルもその制作会社に頼むことになりました。

Instagramのフォロワーの急増と住宅展示場の来場者の増加が重なり始めたのは、この頃からです。

NホームはInstagram広告やその他の仕掛けも行ったので、経費はたしかにかかっています。それでも、NホームがSNSの活用で成果を上げた典型的な住宅会社であることは間違いありません。

社員総出のSNS発信で経費0円のWEB現場見学会を開いたHホーム(東北)

Nホームはある程度の資金を投じて成果を上げた住宅会社ですが、東北地方のHホームは経費をほぼかけずに成功した住宅会社です。私は本来ならSNSのプロと組むべきだと考えていますが、Hホームは素人だけでワイワイやりながら成功することもあるという好例です。

SNSに慣れた社員が会社のアカウントを作った

HホームもSNSを始めた当初は誰の力も借りませんでした。

Hホームには個人でSNSをやっている社員が多かったので、SNSの知識がある社員が会社のアカウントを作ってスタートしました。

Hホームの社員たちはTwitter、Instagram、Facebookなどで分担して情報をどんどん上げていき、みんなが遊び感覚だったことが功を奏したのか、フォロワーがじりじりと増えていきました。

Instagramの生配信で開いたWEB現場見学会に50人が参加した

フォロワーが増えてきたタイミングでHホームが企画したのが、Instagramの機能を使った生配信の「WEB現場見学会」です。

初回の配信には50人が参加しました。

参加者の中には業者やライバル、身内のような人も紛れていたはずですが、私はそうした人を半数と見積もっても、25人の参加があったと推定しています。

Instagramなどを使って現場を生配信する見学会は、Instagramを使ったリモート現場見学会で解説しています。

そのうえ、このWEB現場見学会にかかった経費は0円です。私は、どう考えてもすごいとしか言いようがないと思っています。

3つの事例で使ったSNSの媒体と使い方

私とNホーム、Hホームの3つの事例では、同じSNSでも使った媒体と使い方によって成果の出方が違いました。

事例使った媒体成果につながった使い方
私(住宅営業コンサルタント)Twitterエンドユーザー向けの発信を続け、工務店や異業種からのフォローとDMを受けた
Nホーム(九州)Instagram一眼レフで撮った写真を載せ、Instagram広告も使って住宅展示場への来場につなげた
Hホーム(東北)Twitter・Instagram・Facebook社員が分担して発信し、Instagramの生配信でWEB現場見学会を開いた

動画を使った発信は、工務店のYouTube集客で解説しています。

紙のチラシ中心の集客をSNSに切り替える始め方

私の体験談とNホーム、Hホームの事例に共通するのは、始めた時点でSNSに詳しいプロがいなかったことです。SNSは、どの住宅会社でもすぐに、しかも無料で参入できます。

Nホームの社長は現場見学会のチラシを禁止した

Nホームの社長は「現場見学会のチラシなど無駄な紙媒体は一切禁止だ!」と号令をかけ、Nホームはいまでは必要最低限のDMを送るだけになりました。

Nホームは、載せられるものをすべてInstagramに集約して成果を上げています。

工務店がSNSを活用すると、これまで続けてきた紙媒体中心の広告戦略は大きく変わります。

1回の新築現場見学会に50万円をかけて来場者がたった5組では、文句の一つも言いたくなるでしょう。頭に血が上らないためにも、SNSをブランドイメージの構築や集客に役立ててください。

職人の接客や餅撒きなど、現場見学会の来場を増やす工夫は、構造現場見学会の集客の実例で解説しています。

社内に詳しい人がいなければ社員の家族まで探す

社内にSNSに詳しい人がいなければ、知り合いや社員の家族に当たってください。

そこまで範囲を広げれば、知識のある人は必ず見つかります。

私もTwitterを始めるまでは「Twitterってなんだ?」と思っていましたが、今では「SNSは重要な戦略ツールだ」と考えるようになりました。

とにかく始めてください。

行動あるのみです。

まとめ

工務店のSNSは、詳しいプロが社内にいなくても無料で始められます。エンドユーザー向けに始めた私のTwitterは工務店の研修につながり、NホームはInstagramの写真を変えて住宅展示場の来場者を増やし、Hホームは経費0円のWEB現場見学会を開きました。

SNSに詳しくない私でも、「SNS時代に遅れるのはまずい」と肌で感じています。

ぜひ本記事の3つの事例を参考に、自社のSNSアカウントを作って最初の投稿をしてください。

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