工務店のSNS集客|フォロワー2000人のTwitterで分かった施主の本音

工務店のSNS集客|フォロワー2000人のTwitterで分かった施主の本音

工務店がSNSのアカウントを開設しても、途中で投稿のネタが尽きて、「今日のご飯」の写真でお茶を濁すことがあります。私自身も2011年にTwitterとYouTubeを始めましたが、どちらもすぐに飽きて放置していました。

コロナ禍をきっかけにTwitterを再開し、フォロワーが20人程度から2000人に増えるまで発信を続けたところ、施主の本音は投稿への反応に表れることが分かりました。好みが分かれる建売の写真、資金調達の話、昼食の写真では、反応する人の層もプロフィールへのアクセス数も大きく違いました。

本記事では、Twitterの反応から分かった施主の本音と、工務店がSNS集客で発信する内容の選び方を解説します。

工務店のSNS集客に役立ったTwitter再開後の1年半

コロナ禍で自宅にこもる時間が増えたのを機に、私は「Twitterを再開してみようかな?」と重い腰を上げました。

時間があったこともあり、かなり根を詰めて投稿を続けるうちに、フォロワーが増えていきました。

私はタイムラインを見るようになり、直接やり取りする相手も増えたので、再開してからの1年半は実にいろいろな話に接することができました。やり取りを重ねるうちに、投稿への反応やいいねの数の中に、住宅営業に役立ちそうなものがけっこうあることに気づきました。

展示場で接客したお客さんとTwitterでつながり、受注まで進んだ事例は、住宅営業マンのTwitter活用術で解説しています。

展示場で撮られた写真がSNSに投稿される場合に備えた撮影の決まりやアンケートの扱いは、住宅展示場のSNS投稿への備えで解説しています。

ハウスメーカーや工務店がSNSで集客する考え方は、ハウスメーカー・工務店のSNS集客で解説しています。

千葉の建売写真への賛否で分かった工務店のSNS集客の投稿ネタ

千葉県内で同じ形の建売住宅が並ぶ分譲地

私がTwitterに投稿したのは、千葉県内の建売現場の写真です。どちらかといえばあっさりとした顔つきで、ほぼ同じ形の建物が並んでいます。

「面白くない」

「酔って帰ったら家を間違えそう」

このような否定的な意見がある一方で、次のような好意的な意見もありました。

「アメリカンな感じがして私は好き」

「統一感があっていい」

一棟ごとに個性のある建売を配置するのも一つの戦略です。ただ、この写真への反応を見て、私は統一感を出す戦略もありだとよく分かりました。

「アメリカンな感じ」という意見に意表を突かれた

「アメリカンな感じ」という意見には、私も意表を突かれました。私自身はまったくそんな感覚を持っていませんでしたが、そう言われてから改めて分譲地の写真を見ると、「アメリカンな感じと言われればそう見えなくもないな」と思いました。

この分譲地は、庭も妙に工夫するのではなく、全体の統一感を出しています。

ダメな人にはダメな物件でも、一方には「この感覚いいね!」という人がいるわけです。

好みが大きく分かれる攻めの建売に妙味がある

私は、無難な建売を分譲するより、確固たる明確な意図を持った分譲地を開発するほうに妙味があると思います。嫌われるという言葉は適切ではありませんが、人によって好みが大きく分かれる建売を作るのも面白いということです。

この開発会社はユニークで、常に面白くわくわくするような分譲地を開発していることで知られています。

ある分譲地では、すべての建物の壁に「3」「4」といった感じで大きく番号が振ってあります。

好き嫌いがはっきり分かれる分譲地ですが、この大胆な戦略を大いに気に入ったお客さんが購入している事実があります。

条件の厳しい建売を売るための調査と提案は、条件の厳しい建売の販売方法で解説しています。

お金の話のツイートは住宅と関係のない人にも届いた

住宅ローンの組み方の裏技を紹介したツイート

私が資金調達の方法について投稿したツイートには、大変興味深い反響がありました。

住宅購入予定者以外からアクセスとコメントが集まった

私のTwitterを見ているのは、住宅購入予定者や数年以内に家を買った人など、住宅に関係する人がメインです。そのため私は、資金調達のツイートに反応するのも住宅に関係する人だと予測していました。

ところが、ふたを開けてみると、家の購入者や業界関係者とはまったく違う人たちからのアクセスやコメントが多数ありました。ローンの組み方に関する超裏技だったので、それだけ衝撃が大きかったのでしょう。

工務店のお金の情報はYouTubeで発信する

お金の話は、住宅購入希望者に限らず誰もが大きな関心を持つ内容で、購入予定者にとっては最大の関心事です。

もし私が工務店の経営者であれば、YouTubeを使ってお金に関する情報の発信を始めます。

内容は、一般的な銀行ローンの話をはじめ、固定資産税などの税金の話をどんどん出していきます。

ただし、さすがに「80万円のローンを弊社がいったん肩代わりします」といった内容を載せるわけにはいきませんので、そのあたりは常識的な範囲でお願いします(笑)。工務店がYouTubeで集客する方法は、工務店のYouTube集客で解説しています。

80万円の肩代わりトークは九州で見た実話

余談になりますが、この80万円の話は、ある営業マンがお客さんに持ちかけている場面を私がこの目で見た実話です。場所は九州とだけ明かしておきますが、強烈な販売力を持つ小さな住宅会社の決めトークでした。

その営業マンは、家に対する要望うんぬんではなく、ひたすら資金計画の話を聞き込んでいました。このローン肩代わりトークが決め台詞だと営業マン本人が話していたことが、私の脳裏に焼き付いています。

ご飯の写真の投稿でSNSのプロフィールへのアクセスが増えた

昼食の写真を投稿したツイート

私も仕事がらみでTwitterを始めたものの、ネタを考えるのが面倒になると「昼飯の写真でもアップするか」と目の前のご飯をパシャリと撮っていました。

そのままTwitterに上げて「今日のご飯です!」とやってしまうわけです。

ところが、この食事のツイートで不思議な現象が起きました。

いいねの数よりプロフィールへのアクセス数を見る

食事のツイートは、住宅に限らない話題で、さまざまな人が投稿していることもあり、支持を受けやすいのでしょう。私のツイートでも、ほかの投稿と比べるとインプレッションやいいねの数が明らかに多い傾向がありました。

ただ、私が注目しているのはプロフィールへのアクセス数です。住宅に関するツイートをしたときと比べると、食事のツイートをしたときはプロフィールへのアクセスの比率がかなり高かったのです。

私の本音としては、自分のプロフィールをできるだけ多くの人に見てほしいと思っています。ツイートに100個の「いいね」が付くより、「いいね」は10個で十分なので、プロフィールに10回アクセスしてくれるほうがうれしいしありがたいです。

工務店の社長が食事の写真を投稿する意味

私には何の確信もありません(笑)。ただ、分析していくと一つの推論として成り立つと私は考えています。

小さな工務店の社長が、自社を宣伝するためにホームページを開設したうえで、Twitter、Instagram、Facebookなどあらゆる媒体で発信しているとします。社長の発言内容が住宅関連であろうと自分の夕食であろうと、見た人にプロフィールで「この人は〇〇工務店の社長なんだ」と認知してもらわないと意味がありません。

「SNSにご飯の写真を上げて何の意味があるのだ?」という声はよく聞きますし、1年前の私もまったく同じ感想を持っていました。

しかし、この1年間集中してSNSで発信し続けた結果、私は「飯の写真をアップするのもありかもしれない」という結論に至りました。

投稿を通じて営業担当者の人間性を伝える投稿例は、住宅営業のTwitter投稿例で解説しています。

まとめ

工務店のSNS集客では、投稿への反応を見ると施主の本音が分かります。私のTwitterでは、千葉の建売写真に賛否両方の意見が集まり、資金調達の話には住宅と関係のない人まで反応し、昼食の写真ではプロフィールへのアクセスの比率が高くなりました。

好みが分かれる建売にも好きだと言う人がいること、お金の話は誰もが関心を持つのでYouTubeで発信する価値があること、住宅以外の投稿もプロフィールで工務店の社長だと知ってもらう入り口になり得ることが、この3つの反応から分かりました。

ぜひ本記事のTwitterで見えた3つの反応を参考に、自社のSNSで出す投稿とプロフィールを見直してください。

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